ゲノム編集食品って?

ゲノムとは、生物を形成、維持するのに必要な最小限の遺伝情報のことだそうです。そして、特定の場所を、ハサミのような役割を持つ遺伝子で破壊して、本来の性質を変えてしまうのがゲノム編集なんだとか。

遺伝子を操作して、自然界にないものを人工的に作り出すという点では、遺伝子組み換えと同じですが、ゲノム編集は遺伝子組み換え技術よりもさらに簡単で正確、効率的なことから特に注目されているそうです。

  • 遺伝子組み換え技術:本来その生物が持っていない目的の遺伝子を、別の生物から挿入することで、新たな性質を短期間で作り出すことが可能。
  • ゲノム編集:本来その生物が持っている遺伝子を破壊することで、性質を変えること。(外来の遺伝子は残らない技術)
  • 交配技術:異なる品種同士をかけあわせて性質を変えるもの。性質が安定するまで時間がかかる。

このゲノム編集技術を用いて作られた食品が、実はすでに市場に流通し始めていることを知っていましたか!?

現在、一般に流通しているゲノム編集食品は、血圧上昇を抑える栄養成分GABAを多く含むトマト(GABA成分の生成を抑制する遺伝子を破壊して作られる)、筋肉量を増やし食べられる部分を多くしたマダイ、従来よりも約2倍の速度で成長するトラフグ、の3品だそうです。

ただ、2020年6月に科学雑誌ネイチャーに発表された論文にあるように、ゲノム編集によって特定の部位を破壊すると、その近隣の遺伝子などを傷つける場合があることも明らかになっているようです。他にも、破壊したところに想定していなかった遺伝子が入り込んだりするケースも報告されているように、実際まだ分からない事も多いんですね。

まだ流通量は少ないとはいえ、日本は世界に先駆けて、積極的にゲノム編集食品の開発を進めていて、今後流通する量も種類も拡大していくと言われています。もちろん食品を見ただけでは、ゲノム編集食品かどうかは分かりませんし、まして現行の食品表示のルールでは、ゲノム編集食品は事業者の任意表示となっているそうで、我々消費者が判断することはとても難しい、というより不可能!?それでも自分なりに調べ、情報を集め、よく考えて、納得した上で総合的に判断、商品を選ぶことをしていくほかないのかなと思います。

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