血の巡りと女性特有の諸症状について

連日各地で暑い日が続いていますが、オフィスやリモートワークで冷房の効いた部屋にいる時間が長くなって身体が冷えてしまっていることがありませんか?特に女性の中には年間を通じて冷え性に悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。

冷え性だけでなく、生理痛、月経不順、肌あれ、皮膚のあざ、肩こりなど、特に女性特有にみられる諸症状は、東洋医学では「血」の巡りが悪くなって起こると考えられています。

血の主な働きとしては、全身を巡り、五臓六腑や諸組織に栄養を滋潤します。五臓のうちでも特に肝は血を貯蔵し体内の血液量を調整すると同時に、成長・発育・生殖と深い関わりをもつ腎と共に特に大切な臓器と言われています。肝は女性にとっては月経とも深く関わり、気を巡らせ精神状態を安定させる働きにも関係があります。

血の巡りが悪くなっていることを東洋医学では、瘀血(おけつ)と呼びますが、女性特有の諸症状をよくするには、血液の滞り・血液の流れを良くすること、水分代謝をよくしてあげることが必要です。「大地のおくりもの」には、血流を良くするナツメやタンジンヨウ、身体をあたためるコウカ、ショウガなどの和漢素材も含まれていて、シリカと食物繊維が一緒になって身体への吸収を助けてくれます。

また食べ物には身体を温めるものと、冷やすものとがありますが、身体が冷えると血の巡りも滞りやすくなりますから、暑い夏でも飲み物も含めてなるべく身体を温める食材、血液の流れをよくする食材を摂るよう心がけることが必要です。身体を温める(基礎体温をあげる)ことで免疫力を高めることにもつながります。大事なことを言うときに、”肝心(=腎)かなめ”、という言葉があるように、肝と腎はとても重要な臓器なのですね!

和漢素材